就業不能保険!どんな保障だった?こんな時は保険金(給付金)請求できる?どのように請求手続きをする?
こんにちは!株式会社Connpayto(コンペイトー)の窪田仁です。
payee(ペイイー)は、保険証券デジタルファイル(従来の保険証券ファイルのデジタル版)を通じて、いつも100%保険加入者(請求者)の立場になって、事業を行なっています。
今回は、就業不能保険の請求手続きについて、お伝えします。
万一、病気やケガで働けなくなり、収入が減少してしまう状態に陥った時等、こんな時にも落ち着いて行動できるように、就業不能保険の請求手続きを、しっかり確認していきます。
就業不能保険!どんな保障だった?
基本的な保障内容
就業不能保険は、病気やケガで働けない状態に陥った時「病気やケガに対する治療費」や「働けない間の収入減少」といったリスクが保障されます。
具体的には、所定の就業不能状態に陥った際に、給与と同じような形で、毎月一定の保険金が、保障されます。
保険金額はいくらぐらいか?
就業不能保険の保障は、月額10万円~50万円が一般的です。
それぞれの年収や生活状況、家族構成、ライフプラン等に合わせて5万円~10万円単位で保険金額を設定することができます。
満期・保険期間はいつまで?
就業不能保険の保険期間は、現役で働いている期間を中心としており、自身の働き方に応じて概ね50歳~70歳までの間で、5年単位で設定できます 。
何歳から何歳まで加入できる?
就業不能保険は、医療保険では保障されない「長期療養」が保障される
医療保険は「病気やケガにより入院・手術をした時の短期的な治療費」が保障されますが、就業不能保険は「病気やケガにより働けなくなった時の長期的な生活費」が保障されます。
就業不能保険の特徴の一つは、そのような長期的な入院や療養によって働けなくなった時に、しっかり備えることができる点です。
こんな時、保険金(給付金)は請求できるの?
保険金(給付金)の請求手続きに関する相談事例
就業不能保険、収入保障保険、所得補償保険の違いは?
就業不能保険
・保障条件:被保険者が病気やケガによって働けなくなった場合
・保険金額:10~50万円の間で5万円ごとに設計可能など(収入による上限あり)
・保障される期間:保険期間満了まで
収入保障保険
・保障条件:被保険者の死亡もしくは高度障害状態
・保険金額:加入時に自由に設計可能
・保障される期間:保険期間満了まで
所得補償保険
・補償条件:被保険者が病気やケガによって働けなくなった場合
・保険金額:収入の60%前後
・補償される期間:1年~3年
就業不能状態とは、どのような状態のことですか?
就業不能状態とは、つぎのいずれかの状態に該当することをいいます。
・病気やケガの治療を目的として、日本国内の病院または診療所において入院している状態
・病気やケガにより、医師の指示を受けて自宅等 で在宅療養をしている状態
「自宅等」は、日本国内に限られます。
また、老人福祉法に定める有料老人ホーム、老人福祉施設、介護保険法に定める介護保険施設は、含まれます。
就業不能で元の職業に戻れない場合はどうなりますか?
元のお仕事(現職)に復帰することができない場合においても、所定の就業不能状態であれば、保険金(給付金)は保障されます。
就業不能給付金が保障されない病気やケガにはどんなものがありますか?
免責事由に該当する病気やケガの代表例
・うつ病
・統合失調症
・社会不安障害
次のような症状で、医学的他覚所見のない場合
・むちうち症
・腰痛
「医学的他覚所見」とは、医師が視診、触診や画像診断等によって症状を裏付けることができるものをいいます。
お支払いできない場合の例
医学的には治癒しており、医師からも就業して良いと言われているにも関わらず、本人が痛みを訴えて就業できないと言う場合は、自覚症状のみとなり、保障の対象外となります。
免責事由(就業不能給付金が保障されない場合)
(1) 被保険者の精神障害による場合
(2) 被保険者が頸部症候群(いわゆる「むちうち症」)または腰痛その他の症状を訴えている場合であっても、それを裏付けるに足りる医学的他覚所見(理学的検査、神経学的検査、臨床検査、画像検査等により認められる異常所見)がない場合
(3) 被保険者の故意または重大な過失による場合
(4) 被保険者の自殺行為または犯罪行為による場合
(5) 被保険者の薬物依存(別表1に定めるとおりです)を原因とする場合
(6) 被保険者の泥酔状態中に生じた事故による場合
(7) 被保険者が違法な運転をしている間に生じた事故による場合
但し、上記の保障されないケースは保険会社や商品によって違う場合がありますので、確認が必要です。
就業不能給付金を受け取っている間も、保険料は支払う必要はありますか?
就業不能給付金を受け取っている間も、原則は保険料を支払います。
但し、高度障害給付金の支払対象となった場合は、それ以降の保険料の払込は免除されます。
就業不能給付金は、いつまで受け取ることができますか?
所定の就業不能状態が継続する期間は、就業不能給付金を受け取ることができます。
所定の就業不能状態から回復できず継続している場合は、保険期間満了まで就業不能給付金を受け取ることができます。
就業不能給付金の受取人を、妻や子どもにできますか?
通常は、奥さまやお子さまを、指定することはできません。
受取人は、被保険者と同一になります。
どのように請求手続きするの?
保険金(給付金)請求手続きの手順
保障の対象になっているか?保険証券で確認する
契約している保険で保障される契約内容になっているのか?そして保障される場合は、誰が、どのくらい(保険金)保障されているのか?等、保険証券で平時から確認しておくと、慌てません。
保険会社(コールセンター)へ連絡
保険金を請求する時の第一歩は、保険会社へ連絡することです。
保険会社のコールセンターに連絡をして、契約内容を確認してもらい、保険請求の概要や連絡先を伝えます。
保険金が保障されるか、わからない場合も、まずは連絡してみます。
契約した時の保険代理店に連絡する場合は、その代理店がコールセンターに中継してくれます。
コールセンターで一次判断
コールセンターは、保険請求の報告内容を受付し、保険金の保障対象に該当するか、どうかを判定します。
対象となる場合には、担当者から受取人に必要書類が案内されます。
一方、保険金の保障対象にならず、請求ができない場合には、受取人にその旨の説明がなされます。
保険金(給付金)請求手続きの必要書類
保険金(給付金)請求書
受取人(被保険者)自身で、記入・押印します。
医師の診断書
担当医師に記入してもらいます。
受取人の本人確認書
公的証明書(運転免許証、健康保険証、パスポート等)のコピーを用意します。
被保険者の所得を証明する書類
源泉徴収票、所得証明書、確定申告書等のコピーを用意します。
事故状況報告書
受取人(被保険者)自身で、記入します。
交通事故証明書(交通事故の場合)
自動車安全運転センター(警察に届出済みの場合)で発行してもらいます。
保険の管理と請求手続きが簡単にできる【Payee】
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