国内旅行保険!どんな補償だった?こんな時は保険金請求できる?どんな請求手続きをする?
国内旅行保険!どんな補償だった?
国内旅行保険の補償について
こんにちは、保険の加入後を専門に行っているコンペイトーです。
今回は、前回の海外旅行保険に続いて、国内旅行保険についてお伝えします。
国内旅行保険とは、国内旅行した際に発生した損害等が補償される損害保険の一種です。
国内旅行時にケガをした、救急車を呼んだ、入院した、物が壊れた等の事態に備えます。
日本国内は諸外国に比べると比較的安全な国だとは言われていますが、アクティブな活動(スキーや登山等)には、怪我や事故等の危険性は高くなります。
国内旅行保険の補償内容
国内旅行保険の補償の主な種類
国内旅行保険では以下の内容に保険が適用されます。
死亡・後遺障害
万が一、事故を起こした場合や事故によって障害を負った場合等が補償されます。
入院保険金
ケガをした際の入院費用が補償されます(病気は補償対象外)。
手術保険金
事故や怪我等で手術をする場合に補償されます(病気は補償対象外)。
通院保険金
ケガの治療や検査等で病院に通う費用が補償されます(病気は補償対象外)。
※上記(入院・手術・通院)の補償は、いずれも事故から180日以内に死亡・入院した場合に補償されます。
個人賠償責任
事故等で相手にケガを負わせてしまった、車で建物に衝突してしまった等で、損害賠償責任を負う際に補償されます。
救援者費用
事故によって死亡した、または入院し、家族が駆けつけてくれた、このような場合の渡航費用等が補償されます。
入院の場合は「○日以上から補償される」、このような支払い条件が設定されていることが多いので確認が必要です。
携行品
国内旅行中の事故で、衣類やカメラ等の携行品に損害が生じた場合に補償されます。
但し、クレジットカードやコンタクトレンズ等は対象外となっている場合が多いので、確認が必要です。
国内旅行保険では対象外となる損害
国内旅行中に損害に見舞われても、補償の対象外になってしまうケースがあります。
天災による損害
地震や豪雪、津波等の天災による損害は国内旅行保険では対象外となっている場合が多いです。
保険商品によっては、天災危険補償特約等で補償を加えることもできます。
旅行中の病気
国内旅行保険は、対象期間内の旅行によって生じた損害を補償する保険です。
旅行中に病気になったとしても、それが旅行との因果関係が認められなければ補償対象外です。
国内旅行保険の補償期間
日帰りから一週間が一般的
国内旅行保険は、旅行期間の長さに応じて補償期間を設定することができます。
一番短くて日帰り旅行から、長くて1週間程度の補償期間を設けることができます。
通常は、出発日から帰宅日までを補償期間とします。
契約期間中の自宅から出発・帰宅の期間が補償される
契約期間中、自宅から出発〜自宅に帰宅までの道中に、事故に遭遇した場合が補償の対象になります。
団体で補償される国内旅行保険も有り
ひとつの契約で最大10名までが保障の対象となる国内旅行保険も有ります。
このタイプですと、家族旅行に行った時に、家族の誰かがケガをした場合にも補償されます。
家族だけではなく、同行する友人でも、補償対象にすることができます。
クレジットカードに付帯の補償
クレジットカードによっては、国内旅行の損害を補償するものがあります。
その場合は、クレジットカードを保有していることで、国内旅行保険の補償を受けることができます。
自動付帯と利用付帯
クレジットカードの付帯サービスには、自動付帯と利用付帯があります。
自動付帯は、クレジットカードに加入することで自動的に補償が付帯されます。
利用付帯の場合は「旅行代金の全額または一部をそのクレジットカードで支払う」といった条件がつきます。
普段使用しているカードに利用付帯がある場合には問題ありませんが、新たなクレジットカードに登録して付帯サービスを使おうとする場合は注意が必要です。
うっかりいつも使用しているカードで旅行代金を支払ってしまい、付帯サービスを利用できないという事態になりかねません。
利用付帯を使用して国内旅行保険に加入する場合は、加入条件の確認が必要です。
補償範囲の確認
補償範囲は、通常の国内旅行保険よりは、狭くなります。
死亡・後遺障害のみが補償されるもの、それに加えて入院保険金・通院保険金が補償されるもの等、様々です。
クレジットカードは、年会費無料のものがあります。
自分の望む補償範囲を明確にすることで、無料で国内旅行保険に加入できるかもしれません。
補償の金額
補償金額は、通常の国内旅行保険とあまり変わりません。
最低限の補償だけで良いという人は、クレジットカードの付帯だけでも十分かもしれません。
通常、大きく違うのは、補償範囲の広さです。
こんな時は保険金請求できるの?
保険金請求できる補償について
補償の対象となる主な事例
旅行中に電車が緊急停止して負傷した
空港の搭乗者ゲートで待っている間に事故にあった
宿泊しているホテルで火災が起こって負傷した
宿泊先でプロパンガスの爆発事故が起こって負傷した
1泊2日の国内パッケージツアーで移動中に事故にあった
ツアープラン中の観光地の落石で負傷した
補償の対象とならない主な事例
通勤中に電車が事故を起こした
レンタカーで国内旅行中に事故をおこした
宿泊中に虫垂炎にかかって入院・手術した
どんな請求手続きをするの?
保険金請求手続きの流れ
1.事故の発生、概要について、保険会社へ連絡する。
2.保険金請求書兼同意書を取得し、必要事項を記入する。
3.保険金請求に必要な書類(下記参照)をすべて揃える。
4.保険金請求書等の書類一式を保険会社へ送付する。
5.保険会社で査定後、保険金を受取る。
保険金請求に必要な書類について
請求する保険金の種類によって、必要な書類がいくつもあります。
先ずは、必要な書類を確認してから、準備していきます。
1.保険金請求書兼同意書
2.証券・契約証
3.事故証明書
4.警察の盗難届出証明書
5.死亡診断書または死体検案書
6.事故発生状況報告書
7.診断書・診療報酬明細書
8.損害証明書等
9.委任状
10.写真
11.修理見積書/領収証/明細書
12.その他公的証明書(請求者の印鑑証明書・住民票/戸籍抄本・戸籍謄本)
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